本日は、第一精工から発売されているFGノットの補助具であるノットアシスト2.0(第一精工)をご紹介します!
FGノットとは
FGノットとは、PEラインとリーダーの結束に用いられるノットの1つで、PEラインとリーダーの摩擦を利用した摩擦系ノットです。高い強度を持ち、なおかつ短時間で結束できることから、PE/リーダー結束において最も多く利用されています。また結束部分が小さくキャストに与える影響が少ないことから、特にルアーフィッシングをされる方にとっては、必須のノットと言っても過言ではありません。
そんなメリットの多いFGノットですが、うまく結べるようになるためには、少し練習が必要になります。FGノットは、「リーダーに対してPEラインを巻き付けていき、PEラインが締めこまれた状態で固定する」という結束方法になりますが、この時にPEラインの締め込みが甘いと、ライン間の摩擦が不十分となり、結束強度が低下する原因になってしまいます。慣れてしまえば失敗することは少ないですが、コツがつかめないと、結束に時間がかかってしまいます。また結ぶ頻度も多いため、慣れている人でもなるべく早く・簡単に結びたい、というのが本音になります。
そんな時に役に立つのが、第一精工から発売されている「ノットアシスト2.0」になります。
ノットアシスト2.0とは
名称 | ノットアシスト2.0 (KNOT ASSIST2.0) |
販売元 | 第一精工株式会社 |
販売価格 | 4500円 |
対応ラインの太さ | PE Line:0.3~6号 Leader:3lb~70lb |
製品サイズ | 58x149x39 mm |
本体重量 | 50 g |
備考 | 特許出願 2010-142111/2011-279546 |
「ノットアシスト2.0」とは、第一精工から発売されているFGノットの補助具です。真ん中と左右にあるラインフックで、PEラインやリーダーをピンと張った状態で固定することができるため、FGノット結束時に繰り返し行う「巻き付け」や「ハーフヒッチ」の作業をがスムーズになります。また、ストラップ部分を上に引っ張ると、アームが閉じた状態でロックされるため、使用しない時はコンパクトな状態で保管することが可能です。本体は錆びない強化プラスチック製のため、現場に持って行って使用することも可能です。
ノットアシスト2.0の使い方
使用するもの
- ノットアシスト2.0
- PEライン
- リーダー
- ハサミ(PEカッターがよい)
- ライター(リーダーの焼きこぶを作る際に使用)
ノットアシスト2.0をの使い方
SCノットの結び方
まず初めに真ん中のラインフック上でPEラインの先端を持ちます。
次に、手前のラインフックにPEラインを一回転させた後、フックのクリップをONにしてPEラインを固定します。
次に、奥のラインフックにPEラインを一回転させた後、フックのクリップをONにしてPEラインを固定します。
続いて、リーダーを先端がPEライン側にくる向きで、真ん中のラインフックに固定します。
*リーダーについて、フックに固定した部分から先端までが短すぎると、その後の工程で長さが足りなくなってしまいます。最低でも手のひらより長くなるように固定してください
リーダーとPEラインが重なる部分を手で押さえます。
<巻き付け作業①>
指で押さえた部分の上側で、PEラインに対して、リーダーを1度巻き付けます。
*巻き付けの際は、リーダーをPEラインの下から先にくぐらせ、その後PEラインの上から戻してきます。
<巻き付け作業②>
次に指で押さえた部分の下側で、同じようにPEラインに対して、リーダーを1度巻き付けます。
*巻き付けた後はリーダーを引っ張り、巻き付け部分が指で押さえている中央に寄るように、作業します。
<巻き付け作業①、②>の作業を5セットほど繰り返します。
巻き付けた下側で1度ハーフヒッチを行い、ラインを仮止めします。
*ハーフヒッチの結び方は後述します。
リーダーの先端を、上側のラインフックに固定します。
真ん中のラインフックに固定していたリーダー、下側のラインフックに固定していたPEラインをそれぞれ外します。
真ん中のラインフックから外したリーダーの先端を、下側のラインフックに固定します。
<ハーフヒッチ作業1-①>
真ん中より上側で、PEラインとリーダー本線の上から、リーダーの先端で1度ハーフヒッチを1度行います。
<ハーフヒッチ作業1-②>
真ん中より上側で、PEラインとリーダー本線の下から、リーダーの先端で1度ハーフヒッチを1度行います。
<ハーフヒッチ作業1-①、②>の作業を5セットほど繰り返します。
上側のラインフックからリーダーの先端を外し、真ん中のラインフックに固定します。
<ハーフヒッチ作業2-①>
真ん中より上側で、PEライン本線の上から、PEラインの先端で1度ハーフヒッチを1度行います。
<ハーフヒッチ作業2-②>
真ん中より上側で、PEライン本線の下から、PEラインの先端で1度ハーフヒッチを1度行います。
<ハーフヒッチ作業2-①、②>の作業を5セットほど繰り返します。
真ん中より上側で、PEラインの先端でエンドノットを組みます。
最後に余分なPEラインをハサミで切ります。
余分なリーダーもハサミで切ります。
*リーダーの切り口にライター等で焼きこぶを作っておくと、ライン抜けを防止できます
これでFGノットの完成です!引っ張っても結び目が抜けなければ成功です😊
ハーフヒッチの結び方
結びたい糸を並べます。
今回は、2本の支線(白と赤)を巻き込んで、本線(緑色)の糸をハーフヒッチ結んでいきます。
まずは本線(緑)を支線2本(白と赤)の下をくぐらせます。
次に本線(緑)を支線2本(白と赤)の上を通します。
再び本線(緑)を支線2本(白と赤)の下をくぐらせ、最初に下を通した本線と支線の間から糸の先端を出します。
本線(緑)の先端をもって引っ張ります。
本線(緑)を、2本の支線(白と赤)の上を通します。
本線(緑)を支線2本(白と赤)の下をくぐらせ、上を通した本線と支線の間から糸の先端を出します。
本線(緑)の先端をもって引っ張ります。
これでハーフヒッチの完成です!
ノットアシスト2.0の使い方解説動画の紹介
タコ助による、ノットアシスト2.0の使い方動画も配信しています!
これから使ってみようと思っている方は、ぜひ動画のほうもご覧ください^^
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