カゴ釣り仕掛け紹介 仕掛けの全体から各部品の詳細まで徹底的に解説します!

釣り
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本日は、これからカゴ釣りを始めてみたい人や始めたばかりの初心者向けに、カゴ釣りの仕掛けについて、ご紹介します!
カゴ釣りといえば、仕掛けに必要な道具も多く、仕掛けがいまいちわからない…。という方も多いのではないでしょうか。確かにカゴ釣りは仕掛けがやや複雑なため、最初はうまく投げれなかったり、仕掛けが絡んでしまったりと、釣れるようになるにはややコツが必要です。
しかしカゴ釣りには、これらのマイナスポイントを補って余りあるほど、抜群の釣果が期待できる釣りになります!
ですので、ぜひこの記事を見ながらカゴ釣りをマスターしていただき、1人でも多くの方に大物を釣り上げていただけると嬉しいです♪

ちなみに動画の方がわかりやすい、という方はYoutubeでもご紹介しておりますので、ぜひそちらも合わせてご覧ください。ありがたいことに、タコちゃんずのYoutubeチャンネルの中では「カゴ釣りの仕掛け紹介」はとても人気が高い動画になっています☺

カゴ釣りの仕掛け(全体)

カゴ釣りの仕掛けの全体像

仕掛けの全体像はこんな感じです!
カゴ釣りの仕掛けでは、竿先から出た糸に対し、以下の順番でパーツを通していきます。
ウキ止めシモリ玉ウキからまん棒スナップ天秤カゴ(クッションゴム)ハリス

ちなみ「ウキ止め~カゴ=仕掛けのタナ」となります。

各パーツの簡単説明

ウキ止め:ウキ止めゴム or ウキ止め糸
シモリ玉:ウキ止めとウキが干渉しないように入れるビーズ
ウキ:棒ウキ or 中通しウキ
からまん棒:仕掛けが絡まないようにつける
カゴ:カゴ釣り用天秤カゴ
クッションゴム:狙う魚種によって使用、大物狙いの場合はあった方が◎
ハリス:フロロカーボンの3号程度を1~1.5 m
:チヌ針3~5号

上記はざっくりした解説になっておりますので、ここから各パーツの選び方や注意点について、仕掛けの上から順に詳しく解説していきます☺

カゴ釣り仕掛けの各パーツの詳細

竿

5~6 mほどの磯竿がおすすめ

長めの竿を選ぶ理由は、カゴ釣り仕掛けは仕掛け全長が長いため、投げる際に仕掛けが地面につかないようにするためです。ですので5~6 mの竿がない場合は、仕掛けの全長より長い竿であれば問題なく使用できると思います☺
磯竿を選ぶメリットは、穂先が柔らかいらためアタリをはじきづらい、仕掛けが投げやすい、の2点ですが、磯竿以外でもそこまで不便なく使用できると思います。(タコちゃんずは以前投げ竿でやっていました😓笑)ちなみにカゴ釣りの仕掛けは重量も結構あるので、竿の耐荷重にも注意です!

リール

中型~大型4000以上のスピニングリールがおすすめ

初心者の方は専用リールまでは必要ないと思いますが、思わぬ大型がかかることもあるので、ある程度の大きさの魚がかかってもしっかり対応できるような、最低限のドラグ機能は欲しいところですね。目安としては、シマノやダイワの4000番以上のリールがおすすめです!

4号前後のナイロンラインがおすすめ

ウキ止めがしっかり止まるよう、ナイロンラインを用いることが多いです。カゴ釣りの場合、あたりはウキで確認するため、感度が低い点については問題ありません☺
ナイロンラインの太さは、3~6号くらいが一般的で、特にこだわりがなければ(超大物がかかるような釣り場でなければ)4号くらいがおすすめです!
ちなみにPEラインでも問題はありませんが、PEラインを使用する場合は必ず長めのリーダー(フロロカーボン)をつけて使用してください。PEラインはウキ止めがしっかりと止まらないので、リーダーの長さを狙いのタナ(仕掛けの全長)よりも長めにし、ウキ止めが必ずリーダー部分にくるように組んでください。PEラインの場合、糸の太さは1.5~3号くらいがおすすめです。

ウキ止め

ウキ止めは、カゴ釣り用に販売されているウキ止めゴムでも、ウキ止め糸を結ぶのでもOKです。ウキ止めゴムは、簡単に取り付けられるようになっており、強度もお墨付きですが、使い捨てになるためウキ止め糸に比べるとやや割高です。
一方、ウキ止め糸はしっかりと結ばないと、ずれてしまうこともあります。ウキ止め糸を結ぶ場合は、2か所に結ぶとよりしっかりと止めることが出きるので、慣れないうちや、浮力の大きいカゴを使用する場合は2か所止めがおすすめです。

ウキ止め糸の結び方



道糸と平行に並べたウキ止め糸を折り返し、交差させる

道糸とウキ止め糸本線を巻き込むように糸の下から巻き付ける


ウキ止め糸の先端を、最初に折り返したときにできた輪の中に通す



ウキ止め糸の両端を引っぱって閉めこむ

おすすめウキ止め

<ナカジマ カーボンロングウキ止ゴム徳用 M>
<サンライン(SUNLINE) とまる ウキ止め糸>

シモリ玉

ウキ止めゴムやウキ止め糸の結び目が貫通してしまわない程度に穴の小さいビーズを使用します。ビーズは様々な種類【硬さ(ハード or ソフト)、色、タイプ(ビーズや発泡玉など)】がありますが、基本的には結び目が貫通しないものであればそこまで釣果や釣りやすさに影響しないと思っています。
初心者の方は、まずは大きさだけ見て適当に選んでも大丈夫かと思います☺

おすすめシモリ玉

<デュエル スーパーシモリ玉 S>

ウキ

10号前後の遠投ウキがおすすめ

種類

遠投ウキとは、棒ウキの上部にハネがついているタイプで、空気抵抗が小さいため飛距離を出しやすく、釣り中の視認性も高いです。遠投ウキや棒ウキを使用する場合は、ライントラブル防止のため、ウキに直接ラインを通すのではなく「シモリペット」の使用が必須です。シモリペットを使うことで、ウキの交換が容易になるというメリットもあります。
一方、中通しウキの最大のメリットは、扱いやすさです。カゴ釣りは慣れないうちは、仕掛け同士が絡むトラブルが起きやすいため、初心者の方は中通しウキで始めてみるのもよいかと思います☺またキャストする際に風の影響を受けづらいため、風が強い日には中通しウキを使用することが多いです。
ウキには「ケミライト」を取り付けられるものも多く、夜に釣りをする予定がある方はそういったタイプを選ばれるとよいと思います!

遠投ウキ棒ウキ中通しウキ
視認性
遠投性
交換性
(ただしシモリペット使用)

(ただしシモリペット使用)
扱いやすさ
風の影響
価格

大きさ

ウキは、使用するカゴの号数に合わせて選択します。例えばカゴが10号の場合は、ウキは10~12号程度のものを使うとよいと思います。
この時、必ずしもカゴの号数=ウキの号数とは限らない点に注意が必要です。カゴの号数というのは、カゴについている重りの号数を指しており、実際にはカゴ本体の重量やエサの重量があるため、重さは号数の重さよりも少し重くなります。一方、遠投ウキもカゴの誤差に合わせて号数の浮力よりも強めに作られているものも多いのですが、まれに同じ号数ですと浮力が足りない場合があります。ウキとカゴの号数があっているかは、実際にセットして投げてみて、ウキがしっかりと立っていて、波で少し揺れるくらいであればOKです!
ちなみに遠投カゴ釣りの場合、最初に揃えるカゴやウキはまず10号前後の大きさを目安に購入されるとよいかなと思います☺

材質

発砲タイプのウキがおすすめです。発砲タイプは耐久性が高いため、ウキが岩や岸壁にぶつかってしまった際に割れてしまうリスクが低いです。加工しやすい素材のため、様々なバリエーションが販売されているため、好みや釣り場に合わせて最適なものを選ぶことができます。一方でやや価格が高い、というデメリットもあります。
プラスチックタイプは、安価で購入できますが、耐久性が低く、岩にぶつかって割れてしまうことがあります。また形状についてもあまり種類は多くありません。

おすすめウキ

遠投ウキ
【入門用】<釣研 遠投カゴサビキ>
【上級用】<ピアレ 超遠投うき>
棒ウキ
<キザクラ(Kizakura) カゴウキ カゴSP>
中通しウキ
<釣研 遠投カゴSP>
シモリペット
<NTスイベル(N.T.SWIVEL) シモリペットプロ [ラウンド] S>

からまん棒

からまん棒は、ウキが仕掛けと絡むのを防止するパーツになります。小さなパーツになりますが、これがあるのとないのとでは仕掛けのトラブル率が全然違うので、特に棒ウキを使用する際は必須と思っていただいた方が良いと思います!
からまん棒は、カゴ~からまん棒までの長さ>ウキの全長となるような位置に止めてください。穴が開いている部品2つと棒1本をセットで使用します。

からまん棒のセットの仕方




穴の開いた部品①を、細い方が受けに来るように糸を通します。

穴の開いた部品②を、太い方が受けに来るように糸を通します。

棒を上下の穴の開いた部品①、②に差し込みます。
(棒はつまようじでも代用できます)


おすすめからまん棒

<釣研 からまん棒>

カゴ

遠投天秤カゴ(Mがおすすめ

種類

カゴ釣り用のカゴには、サビキで使用するようなロケットカゴと、カゴ釣り用の遠投カゴ、反転カゴがあります。ロケットカゴは、重りが内蔵されていないため、重りを下に着けて使用します。安価で、重りの交換が手軽なものの、コマセを入れられる量が少なかったり、コマセを出せる量を調節できなかったりするものが多いです。また仕掛けが絡まないよう、針をカゴにしまって投げる、といったことができません。
一方、遠投カゴは重りが内蔵されているものが多く、号数ごとに販売されています。全体的に高価なものが多く、重さの変更はできませんが、コマセの量を調節できる仕組みがついていたり、着水するとカゴの蓋が開く機能がついており、 針をカゴにしまって投げることできるものもあります。針をカゴに入れて投げることで、飛躍的にキャスト中の仕掛けのトラブルが減少します☺
反転カゴは、着水後に自動的にコマセが放出されないため、竿をあおるタイミングによってコマセを出すタナを調節することができます。水深が深いときや、狙いのタナが底付近の際に使用されることが多いです。

ロケットカゴ遠投カゴ反転カゴ
コマセ量の調節
遠投性
扱いやすさ
価格

大きさ

小型魚(アジやイサキ等)を狙う場合はS~M、青物や大型魚を狙う場合はM~Lがおすすめです。
重りが内蔵されているものは、ウキのサイズと合わせることが必要です。
網目については、オキアミをコマセにする場合は少し大きめ、粉末エサや小粒のアミエビをコマセにする場合は小さめがおすすめですが、市販品から選ぶ場合は最初はそこまで気にしなくてもよいかもしれません。迷ったらMサイズがおすすめ。(ただしコマセは巻きすぎると逆に釣果が下がるので、大きいカゴで大量のコマセを撒くと釣れる、というわけでもありません。コマセの量については少し慣れが必要かもしれませんね😅)

天秤の有無

仕掛けのからみを防止するためにも、天秤はあった方が良いです。

おすすめカゴ

ロケットカゴ
<ナカジマ NO.211 ロケットカゴ M>
遠投カゴ
【飛距離重視】<ダイワ(DAIWA) ジェットカゴ遠投SS M-12号>
【扱いやすさ重視】<ダイワ シャベルカゴ 遠投 2 M-10号>
反転カゴ
<海幸漁具 反転カゴ 3L1-J 8号>

ハリス&針

ハリス

ハリスはフロロカーボンの3号程度を使用します。ハリスは長め(3 mくらい)の方が釣れる(コマセと針エサが同調しやすいから)といわれていますが、初心者の場合はハリスが長すぎると扱いずらいので、最初は1.5 m程度から始め、釣り場や状況に合わせて少しずつ長くしていくのが良いと思います!1本針と2本針がありますが、最初は1本針が扱いやすくておすすめです。

チヌ針の1~3号がおすすめです。ですが特定の魚種に狙いを狙める場合は、その魚種に合わせた針でもOKです!マダイなど口が堅い魚や歯が鋭い魚を狙う場合なんかは、マダイ専用針やグレ針といった強度の高い針を使用するのもお勧めです。

 

最後に

以上がカゴ釣りの仕掛け紹介になります☺この記事では、初心者向けにカゴ釣りの仕掛けについて基本的な部分を解説していきました。今後は、カゴ釣りを始めてみたけどもっとうまくなりたい、もっとたくさん釣りたい、といった初中級者の方向けに、「ポイント選び」や「釣り方紹介」なども順次記事にしていく予定ですので、そちらもぜひ合わせてご覧ください♪

カゴ釣り仕掛け解説動画の紹介

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