ちょい投げ釣りの釣り方紹介。手軽なタックルで様々な魚を狙える人気の釣り方!

釣り
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「ちょい投げ釣り」とは投げ釣りの一種で、手軽なタックル様々な魚種を釣ることができる、というのが魅力です^^ 
投げ釣りというと「キャスティングが難しそう…」とか「ごっついタックルが必要なのかも…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「ちょい投げ釣り」ではそんな初心者にはハードルが高い投げ釣りを、誰でも気軽に楽しむことができます!
今回はそんな「ちょい投げ釣り」について、狙うことのできる魚種から、必要なタックル仕掛け釣り方についてご紹介したいと思います!

ちょい投げ釣りで釣れる魚

キス

投げ釣りの代表ターゲットともいえるのが、「キス」です。
キスは灰銀色の美しい魚で、「海の女王」とも呼ばれています。
海底が砂地の釣り場で5月~12月にかけて釣ることができ、産卵期を迎える6~9月が旬になります。
およそ15~30 cmほどが一般的なサイズですが、30 cmを超える大型のキスは「肘たたき」と呼ばれ、釣ったら大いに自慢できます!笑
(口を持つとしっぽが肘をたたくほど大きいので肘たたきだそうです^^)
上品な白身魚で、特に天ぷらは最高においしいです。

キスは小型ながらもなかなかの引き味で、数釣りも楽しめることから、幅広い層から人気があります。
仕掛けとしては、「天秤仕掛け」で狙うことが多く、口が小さいため「ジャリメ」がエサに向いています。「青イソメ」をエサにする場合は、なるべく細いものを小さく切って使うとよいと思います^^

カレイ

キスと同じくらい人気のターゲットが、「カレイ」です。
カレイはヒラメによく似た平べったい魚で、キスと同じく砂地の釣り場で釣ることができます。
一年中ターゲットとなりうるカレイですが、10~12月が旬になります。
およそ30~40 cmが一般的なサイズで、50 cmを超える大型のカレイは「座布団カレイ」と呼ばれ、こちらもまた釣ったら大いに自慢できます!笑
カレイもまたおいしい魚で、大型のものは煮つけが王道ですが、小型のものはから揚げなどもおすすめです^^

カレイの釣りは、基本置き竿による待ちの釣りが中心で、キスのようにさびいてきながら釣る、ということはありません。(カレイは居食いでエサを捕食します)
仕掛けとしては、「天秤仕掛け」で狙うことが多く、カレイは目でエサを探すことから、仕掛けにビーズなどの装飾がついたものが有効です!エサは「青イソメ」を用いることが多く、1針にたくさんのイソメをつける「房掛け」もおすすめです。

イシモチ

「シログチ」と「ニベ」というよく似た2種の魚のことを「イシモチ」と呼ぶことが多いです。
発達した浮袋を持ち、釣れると「グー、グー」という音を出すのが、まるで愚痴を言っているように聞こえたことから、「シログチ」だそうです^^
産卵のため接岸してくる5~9月にかけて狙うことができ、特に潮に濁りが入った日によく釣れる印象があります。
およそ30~40 cmが一般的なサイズです。
体表を覆っているぬめりで捌くのは大変ですが、上品な白身魚でとてもおいしい魚です。塩焼きが王道ですが、鮮度の良いものは刺身でも食べられるそうです!(残念ながら私は食べたことありません😅)
ただし鮮度落ちの早い魚ですので、持ち帰りの際はご注意ください。

イシモチは、「胴付き仕掛け」で狙うのが一般的で、エサは「青イソメ」を用いることが多いです。しかしイシモチは魚の切り身でも釣ることができるため、サンマやサバの切り身なんかもエサとして使うことができます。エサ取りが多い場合なんかは、切り身の方が効率よく狙えるかもしれませんね^^

カサゴやアイナメといった根魚

ちょい投げ釣りでは、「カサゴ」「アイナメ」といった根魚も狙うことができます。
根魚は岩礁帯に多く、岩陰やテトラポッド周辺などに隠れていることが多いです。
通年狙うことができますが、旬は冬になります^^

根魚は「ちょい投げ釣り」においては、メインターゲットとするより外道で釣れることの方が多いのですが、狙って釣りたい場合は、根掛かりを恐れずに積極的にストラクチャー周りを攻めることが釣果アップの鍵となります!
そのため仕掛けは根掛かりに強いジェット天秤捨ておもりの胴付き仕掛けがおすすめで、針数も少ない方がよいです^^
エサは「青イソメ」でも、魚の切り身でも釣ることができます。

必要なタックル

竿

ちょい投げ釣りには専用竿はありません。そのため他の釣り用の竿を転用して使用することになります。(極論、投げたい重さが投げれるものであればなんでも構いません!笑)
長めの竿は仕掛けをより遠くに投げれるため、ポイントが沖にある時などは有利ですし、逆に短い竿は取り回しが楽で、あまり釣りに慣れていない方などは短めの竿の方が扱いやすいと思います^^
だいたい2~3 mくらいの長さで、錘負荷が10~15号程度の竿を選んでいただければ、問題なく使用できると思います!

以下、おすすめの転用可能な竿をご紹介します。(これ以外の竿ももちろん使用可能です)

  • 磯竿(3 m以下の短めのものがおすすめ)
     ◎穂先が柔らかく、あたりをはじかない
     ×あまり重い錘は投げられない、長めの竿が多くやや扱いづらい
  • シーバスロット
     ◎竿にパワーがあるため、思いっきり投げられる
     ×穂先が固いため、小さなあたりをはじいてしまうことがある
  • エギングロット
     ◎短めの軽い竿が多いため扱いやすい。感度がよい
     ×穂先が固いため、小さなあたりをはじいてしまうことがある
リール

スピニングリールを使用します。大きさは使用する竿にもよりますが、3号のナイロン糸が150 m程度巻ける(スプールが浅くない)2500~3000番台のリールを使えば間違いないと思います!
ハイギアかノーマルギアかは、好みで選んでもらって大丈夫です。

ライン

一般的にはナイロンの2.5~3号を使用します。ナイロンラインは、しなやかでライントラブルが少なく、傷にも強いのが特徴です。特にこだわりがなければ、ちょい投げ釣りではナイロンの3号を選んでおけば、よほどの大物でもない限り強度に問題はありません。
PEラインを使用する場合は、0.8~1号を使用します。PEラインは伸びないため感度がよく、飛距離も出ます。一方で傷には弱いため、ちょい投げ釣りで使用する場合は、先端にショックリーダーのフロロカーボンを結ぶ必要があります。フロロカーボンはPEラインの太さに合わせて2~3号程度を選ぶとよいでしょう。

必要な仕掛け

ちょい投げ釣りの仕掛けは大きく、「天秤仕掛け」と「胴付き仕掛け」の2種類があります。
天秤仕掛けの方が一般的ですが、流れが速い時などは胴付き仕掛けを使用することもあります。
以下の特徴を踏まえ、海の状況や釣り場の特性に合わせて選択してください^^

天秤仕掛け

  • 錘から仕掛けが離れているため、エサが自然に漂い魚に違和感を与えにくい
  • 通常の胴付き仕掛けより根掛かり回避に優れている
  • ×仕掛けが絡まりやすく、投げづらい
  • ×潮が速い時などは、仕掛けが絡まってしまうため向いてない

胴付き仕掛け

  • 錘が仕掛けの一番下についているため、投げやすい
  • 潮が速い時に、仕掛けが絡みづらい
  • ラインの様子から当たりが取りやすい
  • ×竿と錘の間に仕掛けがくるため、海の中で漂い方に違和感が生じやすい

ちなみに私は以下のように仕掛けを使い分けています😊
 潮の流れが速い、風が強い胴付き仕掛け
 魚に違和感なく食わせたい、食いが渋い天秤仕掛け
(どっちでもよい時は、投げやすいので胴付き仕掛けの方が好きです!笑)

天秤仕掛け

天秤仕掛けでは、天秤+ナス型おもりまたはジェット天秤を使用し、その先に針付きの仕掛けを付けます。

ジェット天秤仕掛け
◎根掛かり回避に優れる
◎仕掛けが浮きやすいため、そこから少し上の棚が狙える
×仕掛けが絡みやすい
×投げた時の抵抗が大きく、飛距離が出ない
×重さを変えるときに手間が大きい

片天秤仕掛け
◎仕掛けが底につきやすいため、ベタ底の魚が狙える
◎錘の交換が簡単
◎仕掛けが絡みにくい
×根掛かりしやすい
×折りたためないので収納の際かさばる

胴付き仕掛け

胴付き仕掛けでは、ラインの次に仕掛けがきて、先端に錘を付けます。

ちょい投げ釣りの仕掛け自作方法

ちょい投げ釣りの仕掛けについては、自作の仕方もご紹介しています^^
市販仕掛けよりも、安くていっぱい釣れます!!
簡単ですので、ぜひ挑戦してみてください😊

ちょい投げ釣りの釣り方

ちょい投げ釣りの基本の釣り方は、おもりとエサを付けた仕掛けを軽く投げ、あたりを待つという方法です。
投げる際、堤防や漁港では必ずしも遠投する必要はなく、ストラクチャー周りかけあがり(海底が急に浅くなる斜面)と呼ばれるポイントをしっかり狙っていった方が、好釣果につなげることができます^^

そのためにもまずは一度、仕掛けを投げてからゆっくりとさびいてきて(仕掛けを巻く)、海底の地形を把握し、魚がたまっていそうなポイントを見つけることが大事になります。

ちょい投げ釣りの様子紹介

今回は、手軽なタックルで様々な魚種を狙うことのできる「ちょい投げ釣り」についてご紹介しました^^
実際にタコちゃんずがちょい投げ釣りで魚を釣っている動画もYouTubeで紹介していますので、
これからチャレンジされる方は、ぜひそちらもご覧ください!

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