【アジング釣り方】基本からわかるアジング講座①アジングの基本タックル(道具と仕掛け)とおすすめの時期・時間を解説

釣り
釣り

みなさんこんにちは、タコ美です^^ 本日は、アジングについてご紹介します。

最近、釣り場でアジングをしている方を見る機会が多くなった気がします。釣り具屋さんでもアジング用ワームの品揃え、増えましたよね☺手軽さとゲーム性の高さから、最近人気急上昇中のアジングですが、実は奥が深くなかなか釣れずに苦戦している、という方も多いのではないのでしょうか。あの広い海にあんな小さなワーム投げて、果たして魚に見つけてもらえるのか?とか疑いたくなりますよね。(今でもちょっと思っているタコ美…笑)
本日は、これからアジングを始めたい、という入門者から始めたばかりの初心者を対象に、アジングの基本についてご紹介します!アジング講座①はアジングの基本編です。そもそもアジングとはどんな釣り方なのか、おすすめの時期・時間はいつなのか、どんなタックルで釣るのかなどを広くご紹介します。

アジングとは

アジングとは、その名の通りアジをメインターゲットとするルアーフィッシングです。仕掛けはジグヘッド+ワームが一般的ですが、小型のメタルジグやプラグ、アジング用のスプーンを用いる釣り方もあります。アジングに用いるタックルは非常に軽量であり、また近くの漁港でも気軽にトライできることから、近年人気が急上昇しています。アジは釣ってよし、食べてよしの魚で、回遊に当たれば数釣りも可能です☺アジ以外の魚が釣れることも珍しくなく、五目釣りなんかも狙えちゃいます。ルアー釣りのなかでは比較的あたりが多いので、飽きずに楽しめることもポイント高いですね(笑)
ちなみに似たような釣り方として、アジではなくメバルをターゲットにしたメバリングと呼ばれる釣りもあります。アジングと比較するとメバリングのタックルの方がやや穂先が硬く、またアジングは縦の釣り、メバリングは横の釣り、などと言われます。(ただ個人的には、アジングでメバルが釣れることもよくあるのでこの2つの釣り方に明確な差はないかなー、と思っています😓)

アジングの時期

ベストは9~11月の秋!

実はアジは一年中釣れる魚です。アジは本来回遊魚に分類される魚ですが、中には居つきと呼ばれる漁港や岩礁帯に住み着いた個体もおり、そのようなポイントを見つければ季節を問わずアジを釣ることが可能です。
そんな年中釣れるアジですが、やはりアジングにおすすめの時期というのはあります。
ずばり、秋です!(ざっくり…笑)
もう少し細かく言うと、地域にもよりますが9~11月の初秋~初冬あたりが最もアジングで釣果が期待できる季節になります。
アジングのおすすめ季節としては、秋>夏>春>冬といったところでしょうか。
秋をおすすめする理由と、季節別の釣り方をご紹介していきたいと思います☺

冬(12~2月)

アジは寒さを嫌う魚なので、冬の時期は水温の安定した深場に移動します。居つきのアジも活性が低下し、食い気が落ちているので、チャンスの時間は、1日のうちでも限られたごく短い時間だけ、といったことも。そのため冬はアジングの最も厳しい時期となります。この時期にアジングをする場合は、なるべく水温の安定したポイントを探し出すことが大切になります。水温15度以上(16~20℃程度が好ましい)を目安にポイントを探してみましょう。

春(3~5月)

アジは3~6月に産卵を迎える魚です。そのため深場に移動していたアジが産卵のために、少しずつ接岸してくる時期にもなります。産卵のために接岸してきたアジは積極的にエサを追ってきますが、湾内の中まで回遊してくることは多くはないため、①外海に面したポイントを選ぶ、②チャンスの時間(朝夕のまずめ)を逃さずに確実にとっていく、ことが重要です。また春のアジは比較的大型に出会える可能が高く、産卵に向けて小魚をベイトにしていることも多いため、大きめのワーム(小魚に似せたタイプがおすすめ)やメタルジグ、プラグなどでチャレンジしてみてもよいかもしれません☺キャロライナリグを使って、ちょっと沖のポイントを狙ってみるのもおすすめです。

夏(6~8月)

産卵を終えたアジは極端にエサの喰いが悪くなるため、夏は孵化したばかりの豆アジが中心になります。そのため夏は数釣りが可能である一方で、サイズは望めない時期になります。ポイントは足元が中心で、ワームも小魚ライクのものよりもプランクトンを模したものの方が釣果が良い傾向にあります。アジングの時期としては2番目におすすめで、まずは1匹釣ってみたいという方は、夏もそこそこ良い時期です。

秋(9~11月)

気温が下がり始めて、水温がアジの適温である16~20℃程度で安定する秋は、最もアジングにおすすめの時期になります!春に生まれたアジは成長してサイズアップしており、活性も高いことから積極的にエサを追い求める時期になります。回遊の回数も多く、1日のうちに何度もチャンスがやってきます。この時期は、数釣り、サイズ釣りのどちらも可能で、アジングをされる方はぜひ積極的に釣りに行ってほしい季節ですね☺(アジングに限らず秋は最も釣りにおすすめの時期です)この時期にヒットする仕掛けは、ポイントによって異なります。アジがプランクトンを捕食している場合は、軽めのジグヘッド+プランクトン型ワーム、小魚を捕食している場合は少し重めのジグヘッド+小魚型ワームなどはいかがでしょうか。ベイトがわからない場合は、まずはストレート型のワーム+1.0g程度のジグヘッドで試してみるのがおすすめです♪

アジングの時間帯

写真はイワシです…(笑)このくらいの明るさがマズメ時。
ベストは朝夕のマズメ時!

これはアジングに限った話ではないですが、最もおすすめの時間は朝夕のマズメ時になります。マズメの時間帯とは、日の出時間の前後一時間くらい(日の出が5:30なら4:30~6:30くらい)と、日没時間の前後一時間くらい(日没が18:00なら17:00~19:00くらい)のことを指します。とりあえず「朝と夜の薄暗い時間」のだと思っていただければよいです☺(個人的には夕マズメの方がやや釣れる長めかな?という印象があります)朝夕のマズメは、魚たちのエサとなるプランクトンが活性化する時間であり、それを求めて小魚が積極的に捕食活動を行う→その小魚を食べている大型の魚も活性化する、という流れが起きるため、どのような釣りにおいても釣果がアップしやすい時間になります。
朝夕のマズメ時以外では、ナイトゲームもおすすめです。

マズメ時が難しい場合は、ナイトゲームも〇

ナイトゲームもおすすめ、と書きましたがアジは夜行性ではなく昼行性です。ではなぜ昼より夜の方が釣れやすいのか、と言いますと①狙うポイントがわかりやすいから、②ワームが見切られにくいから、の2点になります。
夜になりますと、アジのベイトとなるプランクトンが、常夜灯周りなど光のある場所へと集まってきます。そのためナイトアジングでは、常夜灯周辺やその他明暗の差ができている部分などを狙ってきます。光に照らされて明るくなっている部分よりも、明るい部分と暗い部分の境目あたりがねらい目です。また昼間は見切られやすかった疑似餌も、夜の方が比較的見切られにくい、というメリットもあります。
しかし先ほども申したようにアジは夜行性ではありませんので、夜が更けていくほど活性が低下する、という場合が多いように感じます。ですのでナイトゲームのおすすめ時間としては、日没後~2,3時間程度、日の出前の1,2時間程度となります☺

アジングのポイント選びについては、別の記事でご紹介する予定です☺
ご期待ください!

アジングの基本タックル(仕掛け)

ジグヘッド+ワーム

最も一般的な仕掛けは、ジグヘッドと呼ばれる針と重りが一体となった仕掛けに小型のワーム、という組み合わせになります。アジングで使用するジグヘッドは0.5~2.0g程度、ワームは1.8~2.2インチ程度の小型のものが主流になります。(ジグヘッドの重さは風や波、水深など、ワームの大きさはアジのサイズによって使い分けることが多いです)

メリット

  • あたりがとりやすく、シンプルな仕掛けなので初心者にも扱いやすい
  • 比較的安価で必要な道具をそろえることができる

デメリット

  • 仕掛け全体が軽いので、飛距離が出ない(狙える範囲がせまい)

おすすめジグヘッド

<TICT(ティクト) >アジスタ!
<34(サーティーフォー) >ストリームヘッド

おすすめワーム

<レインズ> アジアダー
<エコギア(Ecogear)> アジ職人 アジマスト

ワームやジグヘッド選び方やおすすめについては、別の記事でご紹介する予定です☺
ご期待ください!

キャロライナリグ(またはフロートリグ)+ジグヘッド+ワーム

アジングで中心となるジグヘッド+ワームですが、飛距離がでないというデメリットがあります。そこで最近人気が高まっているのが、キャロライナリグ(またはフロートリグ)+ジグヘッド+ワームの仕掛けです。
キャロライナリグは、シンカーの先にジグヘッド+ワームを結んだ仕掛けです。シンカーが入るため仕掛け全体の重量が増え、飛距離を出すことができるので、狙える範囲がぐっと広がります。またキャロライナリグではシンカー自体に自重があるため、ジグヘッドの重さを軽くすることができます。海中ではシンカーが先に沈み、遅れてジグヘッドが沈みます。その際、ジグヘッドの重さが軽いほど仕掛けが海中で緩やかに沈むため、ナチュラルなフォールで誘いを入れることができます。また市販のシンカーには、バックスライドフォール(着水地よりも奥に向かって沈んでいく)する、という特徴を持ったものもあり、こちらを用いるとレンジキープがしやすいというメリットもあります。
同じように飛距離を出したい時に用いるリグとして、フロートリグ+ジグヘッド+ワームがあります。こちらはシンカーの代わりにフロートを用いる仕掛けになります。キャロライナリグと比べると軽いので飛距離は少し落ちますが、ジグヘッド単体よりは飛ばすことができます。こちらはシンカーではなくフロートなので、表層〜中層の釣りをしたい時に用います。また市販されているフロートには、完全に浮くタイプや少しずつ沈んでいくタイプなど、さまざまな種類が存在していますので、狙いたいレンジに合わせて選択できるのも魅力だと思います。
一方で、これらのリグにはデメリットも存在します。1つ目は、仕掛けが絡みやすいという点です。そして2つ目は、あたりがとりづらいという点です。また仕掛け全体の重量が増えるので、ロットの耐荷重によってはそもそも扱うことができない、という可能性もあります。

メリット

  • 飛距離が出るため、広い範囲を狙うことができる
  • ジグヘッドを軽くすることができるため、ナチュラルフォールでアピールすることができる

デメリット

  • 仕掛けが絡みやすい
  • 特にフォール中のあたりがとりやすい

おすすめキャロ

<ティクト> Mキャロ ver.2 N(ノーマルスライド)

おすすめフロート

<アルカジックジャパン (Arukazik Japan)> ぶっ飛びロッカーII

キャロライナリグやフロートリグの釣り方ついては、別の記事でご紹介する予定です☺
ご期待ください!

メタルジグ、プラグ、アジングスプーン

あまり主流ではありませんが、メタルジグやプラグ、アジングスプーンといった選択肢もあります。その際はアジング竿でも扱える、3~10g程度のものを用います。ワームと比べると大型が釣れる可能性が高く、晩秋~冬にかけてのやや大型のアジを狙う場合は、積極的に取り入れてみてもよいかもしれません☺ワーム仕掛けよりも重いものが多いので、①飛距離が出る、②着底がわかりやすく初心者でも扱いやすい、③劣化が少ない(ワームだとフグが多い場所などはすぐ噛みちぎられます😅)、という特徴もあります。

メリット

  • 飛距離が出るため、広い範囲を狙うことができる
  • 比較的大型のアジが釣れやすい

デメリット

  • ワームと比べて動きがナチュラルでない

おすすめメタルジグ

<ダイワ> 月下美人 プリズナー ルアー

おすすめアジングスプーン

<ダイワ(DAIWA)> ルアー アジングスプーン

アジングの基本タックル(竿)

7フィート前後(適合ウェイト0.5~10g程度)のアジング専用竿がおすすめ!

アジングは仕掛けが軽量であり、またあたりも繊細ですので、できれば専用竿を用意したいところです。(アジングとメバリング竿は、よっぽど本格的に狙うの出ない限りどちらかでよいと思います!)

長さ

長さは7フィート前後が最も万能に使えます。短いロットは扱いやすく感度がよい反面、やや汎用性にかけます。長いロットは、フロートやキャロライナリグといった仕掛けが楽に扱える反面、取り回しが大変で感度が落ちます。そのため最初の1本としては、7フィート前後の竿をおすすめします☺

耐荷重

耐荷重は0.5~10gくらいを目安にされるとよいと思います。アジングで最もよく使うジグヘッドは1g前後なのでそれよりもやや軽い0.5g程度も扱え、かつフロートやキャロライナリグにも対応できる10gまでのものがおすすめです。(ジグ単しかやらないよ、って方は0.3~5gとかでもよいかもしれません☺)

おすすめ竿

<シマノ> ソアレBB S610L-S

アジングの基本タックル(リール)

シマノ:C2000番、ダイワ:2000番程度の小型スピニングリール

リールは、小型のスピニングリールがおすすめです。タックル全体が軽いので、リールも軽めのものの方がバランスが取れてよいと思います。0.3号程度のPEラインが150mくらい巻けるものであれば、十分だと思います。ギア比は好みもありますが、特にこだわりがなければノーマルギアがおすすめです。

おすすめリール

入門リール
<ダイワ(DAIWA)> レブロスLT 2000S-XH
ミドルクラス
<シマノ> ソアレCI4+ 500S

アジングの基本タックル(糸)

PEライン(もしくはエステルライン)の0.2~0.4号+フロロカーボン1号のリーダー

糸はPEラインの0.3号前後がおすすめです。細くするほど感度が上がるといわれますが、その分耐久性が下がり、ラインブレイクにつながる恐れもあります。エステルラインは感度が高いといわれていますが、PEラインよりもやや強度が落ちる印象です。
ちなみにどちらのラインを用いる場合でも、必ずショックリーダーが必要です。ショックリーダーは1号前後のフロロカーボンラインで、30cm程度つれけばよいと思います。

おすすめPEライン

<サンライン(SUNLINE)> PEライン ソルティメイト スモールゲーム HG

おすすめリーダー

<よつあみ(YGK) >ショックリーダー チェルム アンバーコード アブソーバー ウルトラストロング FCリーダー フロロカーボン

 

アジング講座①は以上になります。今後は、「釣れるポイントの見極め方」、「アクションの基本」、「ワームやジグヘッドの選び方とおすすめ」、「キャロライナリグやフロートの使い方」などを予定しています。そちらもぜひご覧ください♪
またこんな記事も見てみたい、などありましたらぜひコメントお待ちしております☺

アジング解説動画の紹介

アジングの基本を説明した動画も作成しています。ぜひ合わせてご覧ください♪

コメント

タイトルとURLをコピーしました